マンモグラフィにおける平均乳腺線量の表示値の精度に関する評価

  • 北野 雅子
    高知大学医学部附属病院医療技術部放射線部門 鈴鹿医療科学大学大学院医療科学研究科医療科学専攻
  • 所谷 亮太朗
    高知大学医学部附属病院医療技術部放射線部門
  • 山田 陽子
    高知大学医学部附属病院医療技術部放射線部門
  • 武藤 裕衣
    鈴鹿医療科学大学大学院医療科学研究科医療科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of the Accuracy of the Displayed Average Glandular Dose in Mammography
  • マンモグラフィ ニ オケル ヘイキン ニュウセンセンリョウ ノ ヒョウジチ ノ セイド ニ カンスル ヒョウカ

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説明

<p>【目的】2D撮影とDBTのAGDの実測値に対する表示値の誤差を明らかにし,AGDを推測する指標としての表示値の精度を評価する.【方法】20–80 mm厚のPMMAを撮影し,装置に表示される値を表示値とした.入射空気カーマと半価層を測定し,Danceらの式より2D撮影における実測値を算出した.一方,DBTにおける実測値は異なる投影角度を補正し,算出した.表示値が実測値に対してどの程度の誤差があるのかを確認し,PMMA厚に対する相対誤差について評価した.【結果】実測値に対する表示値の相対誤差の最大値は2D撮影で17.3%,STで19.1%,HRでは19.8%であった.【結語】PMMA厚が大きくなるに従い,実測値に対する表示値の相対誤差は大きくなる傾向がみられた.特に,DBTのPMMA厚70, 80 mmで,その傾向が顕著であった.</p>

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参考文献 (7)*注記

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