農振農用地区域における非農地通知制度運用の阻害要因

書誌事項

タイトル別名
  • Factors Hindering the Operation of the Non-farmland Notification System in Area of Agricultural Land
  • ― 愛媛県全20自治体を対象としたアンケート調査結果より ―
  • ― From the results of a survey of all 20 municipalities in Ehime Prefecture ―

説明

<p>非農地通知制度とは,農業委員会が再生利用困難と見込まれる荒廃農地(B分類)の所有者に非農地であることを通知する仕組みである.農振農用地区域(以下「青地」)で非農地通知を受けた土地は,青地からの除外が可能である.しかし,本制度の運用は全国的に進んでいない.そこで本研究では,愛媛県全20自治体を対象とするアンケート調査から,青地における非農地通知制度運用の阻害要因を明らかにした.その結果,愛媛県における阻害要因は,1.土地所有者不明の問題や土地境界の未確定問題のような土地利用の近代的問題から生じる事務手続きの煩雑さ,2.農家と自治体の協力関係の維持に配慮せざるを得ないB分類の基準の不明確さ,3.傾斜地農地の青地からの除外により行政による管理指導が困難となること,4.傾斜地農地の他用途への活用が懸念されること,であることが分かった.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390012711634501504
  • DOI
    10.11408/jsidre.90.i_299
  • ISSN
    18847242
    18822789
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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