自殺・自傷についての基礎知識と作業療法士の対応
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- 織田 靖史
- 県立広島大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Basic knowledge that occupational therapists need to know in order to intervene and support clients who have experienced suicide or self-harm
抄録
自殺は本邦の大きな社会問題の1つである.一時期は3万人を超えていた自殺者は,国や地方自治体による積極的な対策もあり2万人程まで減少したものの,若年層の自殺の微増やコロナ禍での女性自殺者の増加など依然として多くの課題が残る.自殺や自殺に発展する可能性の高い自傷では,医療者を含めたクライエントの周囲の人が持つ誤解や偏見,それに基づく対応などが問題となる.ゆえに,自殺・自傷行為に対する正しい知識や適切に状況に応じて対応するスキルは医療者にとって必須である.本稿では,作業療法士が自殺や自傷経験のあるクライエントに介入・支援する際に必要だと考えられる自殺や自傷の基礎知識と予防および介入について述べる.
収録刊行物
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- 作業療法の実践と科学
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作業療法の実践と科学 4 (4), 61-71, 2022-11-30
公益社団法人 北海道作業療法士会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390012801490677760
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- ISSN
- 24338451
- 24345806
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可