石油増進回収のための 官能化カチオン性酸性シリカ-アルミナベースのナノ流体の応用

  • ティト ウィジャヤント
    早稲田大学理工学術院創造理工学部地球 ・ 環境資源理工学専攻 インドネシア共和国,エネルギー鉱物資源省,石油・ガス技術研究開発センター “レミガス”
  • ウトモ プラタマ イスカンダール
    早稲田大学理工学術院創造理工学部地球 ・ 環境資源理工学専攻 インドネシア共和国,エネルギー鉱物資源省,石油・ガス技術研究開発センター “レミガス”
  • 栗原 正典
    早稲田大学理工学術院創造理工学部環境資源工学科
  • オキ ムラザ
    プルタミナ 研究・ 技術イノベーション
  • タウファン マルヘンドラジャナ
    インドネシア バンドン工科大学鉱業石油工学部石油工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Application of functionalized cationic-acidic silica-alumina-based nanofluids for enhanced oil recovery

抄録

<p>ナノ流体(NFs)は,前例のない多くの適用可能性を示す興味深い特性と顕著な特徴を備えており,特に石油業界では新しい石油増進回収(EOR)剤として可能性を示している。他の EOR 流体とは異なり,NFs に懸濁した固体粒子には,孔隙にトラップされた油を解放させる新しい回収メカニズムがある。本研究では,濡れ性と界面張力(IFT)を測定することにより,NFs 保持の影響と,さまざまな NFs 濃度でのコア掃攻実験を通じてその挙動を調査した。なお,本研究では,陽イオン性酸性シリカ - アルミナベースの NFs と合成油を使用した。濡れ性の測定は,シリカ-アルミナベースの NFs が岩石の表面をより水濡れ性に変える可能性があることを示した。一方,IFT 測定では, NFs は油と水のIFT 低減に顕著な影響を与えないことが示された。異なる NFs 濃度でのコア掃攻実験では,NFs 濃度 0.0025 wt .-%で最大 9 %の追加油回収率をもたらすことが示唆された。また,NFs 濃度は,濡れ性や回収率に対して非線形の関係にあることも観察された。</p>

収録刊行物

参考文献 (40)*注記

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