冬期の住宅内の温熱環境と安全性に関する研究
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- 吉田 伸治
- 奈良女子大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on safety and thermal environment in residential houses of winter season
- (Part 3) Evaluation on safety based on examination of blood pressure on winter morning for inhabitants in residential houses in each prefecture in Japan
- (第3報) 都道府県毎の戸建住宅生活者の冬期起床時血圧の分析に基づく安全性の評価
抄録
本論文では、住宅の熱負荷解析ツールBEST-Hを用いて、都道府県毎の冬季住宅内の温熱環境・安全性の現状を評価した。解析は都道府県を細分割した一次細分区域毎に行われた。冬季住宅内の安全性は、BEST-Hの部屋毎の温度分布から起床時血圧、脳・心疾患死のリスク評価指標であるハザード比を算出することにより評価した。分析の結果、ハザード比を用いたリスク評価は、人口動態統計より得られた脳・心疾患死のデータと対応する傾向が確認され、この評価手法が十分な精度を有すること、が明らかとなった。地域毎の安全性の評価、リスク軽減手法の方向性の分析が今後の課題である。
収録刊行物
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- 人間‐生活環境系シンポジウム報告集
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人間‐生活環境系シンポジウム報告集 45 (0), 53-56, 2021
人間‐生活環境系学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390012855172104192
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- ISSN
- 24348007
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可