空手の指導実践から考える身体文化の伝承・継承
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- 清水 由佳
- 一般社団法人劉衛流龍鳳会
書誌事項
- タイトル別名
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- Karate for transmission and inheritance of physical culture
説明
<p>殺すための「武術」から、その修行の過程に価値を見出し、その精神性を解くようになって「武道」へと変貌を遂げた。空手も空手道へ。空手界(特に沖縄)では、「伝統空手は絶滅危惧種」であり、今流行っているのは「スポーツ空手である。」いうことを耳にする。しかし、時代の変化に柔軟に対応し、その時代の人々のニーズに寄り添い、人々の心の拠り所としてあったからこそ、空手道は途絶えず、今なお200年以上存在しているのだと思う私は、「昔は…今は…」と批判し、評論家になっている空手家に愚問を感じるところがある。</p><p>「伝統」というものには、必ずそのような問題定義がなされているのであろう。</p><p>ただ、無形文化である空手道においては「稽古」が全てであり、血統や組織の大きさや口だけでは「技」は語れない。そして、「終わりなき探究」であるからこそ競技生命に関わらず、生涯空手ができるのであり、その探究(研究)のバトンを次世代に渡し続けることそのものの行為を「伝承・継承」というのではないだろうか。</p><p>「歪み」かもしれないが、「進化・成長」なのかもしれない。</p><p>生身の人間が行う動作である以上、決して「型」にはめることはできない。</p>
収録刊行物
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- 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集
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日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 15-, 2022
一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390013032133097216
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- ISSN
- 24367257
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可