地域包括ケア病棟から見たポリファーマシーの状況とその対応
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- 竹内 和彦
- 盛翔会 浜松北病院
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抄録
<p>当院は、地域包括ケア病床・一般床・回復期リハビリ病床・医療療養型病床で構成される199床の病院で、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・デイサービスなどの居宅系サービスも法人内で行っている。地域包括ケア病棟は、地域包括ケアシステムの一端を担う病棟として、1)高度急性期・急性期病院からの患者受け入れ、2)在宅医療において病状の悪化や介護者の急病などで在宅療養・介護の継続が困難となった患者の受け入れを行い、入院中に服薬状況をはじめADL・嚥下機能・介護環境などの評価を行いながら介護方針の調整を行っている。</p><p> ポリファーマシーに対する減薬に関しては、単に多剤服用していることだけで減薬の動機付けになることは少なく、減薬の契機となるのは、1)食欲低下・傾眠・転倒・せん妄・徘徊・易怒性・不穏・消化管出血・貧血・血小板減少・電解質異常といった薬物有害事象の可能性やアドヒアランス不良が示唆された場合、2)施設入所の際に薬価の上限が定められている介護老人保健施設(=老健)や介護医療院への入所が求められている場合、3)患者のADLや予後が不良と判断された場合などである。</p><p> このシンポジウムでは、高度急性期病院からの転院患者や在宅からの受け入れ患者において、地域包括ケア病棟で遭遇するポリファーマシーと減薬に関して事例を挙げながらその実態と傾向について述べる。</p>
収録刊行物
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- 日本臨床薬理学会学術総会抄録集
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日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-S13-2-, 2022
一般社団法人 日本臨床薬理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390013087509491072
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- ISSN
- 24365580
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可