地域在住中高年者を対象としたプレフレイルからロバストへの改善に関連する基本チェックリストの各領域の特徴

DOI
  • 釜﨑 大志郎
    西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科 鹿児島大学大学院保健学研究科博士後期課程
  • 大田尾 浩
    西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科
  • 八谷 瑞紀
    西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科
  • 久保 温子
    西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科
  • 大川 裕行
    西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科
  • 藤原 和彦
    西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科
  • 坂本 飛鳥
    西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科
  • 下木原 俊
    鹿児島大学大学院保健学研究科博士後期課程
  • 韓 侊熙
    国際医療福祉大学福岡保健医療学部作業療法学科 鹿児島大学医学部客員研究員
  • 丸田 道雄
    長崎大学生命医科学域(保健学系) 鹿児島大学医学部客員研究員
  • 田平 隆行
    鹿児島大学大学院保健学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of Kihon Checklist associated withimprovement from prefrailty to robustness incommunity-dwelling middle-aged and older adults

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抄録

<p>【目的】本研究の目的は,プレフレイルからロバストへの改善に関連する基本チェックリスト(kihon checklist: KCL)の各領域の特徴を検討することとした。【方法】対象は,半年に1回の体力測定会に参加した地域在住中高年者とした。改訂日本版cardiovascular health study基準(改訂版J-CHS)でプレフレイルの有無を評価し,半年後に同様の評価を行った。ベースラインから半年後にプレフレイルからロバストに改善した群と変化がなかった非改善群の2群に分けた。また,KCLで生活に関連する機能の評価を行った。改善群と非改善群を従属変数,KCLの各領域の点数を独立変数とした2項ロジスティック回帰分析を行った。また,有意な関連を示したKCLの下位項目に回答した割合を比較し,特徴を検討した。【結果】分析対象者は,地域在住中高年者60名(71.9±7.8歳)であった。2項ロジスティック回帰分析の結果,プレフレイルからロバストへの改善の有無にはKCLの社会的孤立(OR: 0.04, 95%CI: 0.00-0.74, p=0.031)が関連することが明らかになった。また,ロバストに改善した群は,社会的孤立の中でも週に1回以上外出している者が有意に多かった。【結論】プレフレイルの地域在住中高年者へ外出を促すことで,ロバストへ改善する可能性が示唆された。</p>

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