重度高次脳機能障害患者に生活行為向上マネジメントを試み意欲向上とともに機能訓練の拒否が少なくなった一例

書誌事項

タイトル別名
  • ジュウド コウジ ノウ キノウ ショウガイ カンジャ ニ セイカツ コウイ コウジョウ マネジメント オ ココロミ イヨク コウジョウ ト トモニ キノウ クンレン ノ キョヒ ガ スクナク ナッタ イチレイ

この論文をさがす

抄録

要旨:低酸素脳症により、重度高次脳機能障害の他、意欲低下や病識欠如が認められる症例を担当した。治療経過において、症例の機能訓練に対する拒否が増え、実施可能なプログラム選択に苦渋したため、生活向上マネジメント(以下MTDLP)を試みた。その結果、訓練拒否が減少し、円滑な治療が実施できた。携帯電話の操作練習を通じ、家族とのかかわりをもつという症例にとって意味ある作業を訓練に取り入れたことで、満足感や充実感を得ることができ、意欲的な行動に結びついたと考える。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ