2019年の台風19号により被災した土木遺産「昭和橋」の災害復旧工事

書誌事項

タイトル別名
  • Damaged by Typhoon No.19 in 2019 Disaster Recovery Work for Civil Engineering Heritage “Showa Bridge”

抄録

<p>本工事は,2019年(令和元年)の台風19号により被災した土木遺産「昭和橋」の災害復旧工事である。本橋は,長野県道路技師であった中島武が考案し,世界で初めて実用化された鉄筋コンクリートローゼ桁橋の一つであり,2002年(平成14年)に土木学会から「土木学会選奨土木遺産」に認定された。台風19号の際,P3橋脚部で河床低下によりケーソン基礎上部が露出した。更なる河床低下は橋脚の安定性を損なうため,橋脚周りに根固ブロックを設置した。本稿では,昭和橋の概要,土木遺産の認定経緯,被災状況及び災害復旧工事の内容について報告する。</p>

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 60 (2), 169-174, 2022

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

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