特定分野の日本特許公報における非必須項目の出現状況―特許調査の検索式向上のための1アプローチ―

DOI
  • 徳野 肇
    株式会社三菱ケミカルリサーチ 一般社団法人情報科学技術協会

書誌事項

タイトル別名
  • Tendency of frequency of occurrence about non-required indexes in Japanese patent with some technology area ―An approach to improvement for your patent search strategy―

抄録

<p>新たな発明と思われる発明についての明細書を書くためには,あるいは従来にない最先の技術であることの確認のためには,従来の発明についての調査をしてその技術分野の既存の特許の有無及びその内容について確かめることが有効な方法である。日本特許の調査の手法及び留意点については,多くの関係組織・部署からその関連の本が出版され,また講習会が開かれており,検索式作成の考え方,分類・キーワードの選定等について述べられている。しかしながら,どの項目を対象に調査を行ったらよいかについては,著者あるいは講師の経験に基づくものが多く,エビデンスに基づく説明はなされていないと思われる。本稿では,高分子の素材関連分野の特許約3.4万件について,非必須項目の出現頻度を公報種別別及び出願年別(2013年,2016年及び2019年)に調査した結果を示す。本稿のデータが,関連技術分野の特許調査を実施する方々の検索式を作成する上でのヒントとなれば幸いである。</p>

収録刊行物

  • 情報の科学と技術

    情報の科学と技術 73 (2), 65-69, 2023-02-01

    一般社団法人 情報科学技術協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390013485542908928
  • DOI
    10.18919/jkg.73.2_65
  • ISSN
    21898278
    09133801
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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