熟練看護師が実践する大腿骨頚部骨折を発症した超高齢者への周手術期の看護

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タイトル別名
  • Perioperative Nursing Care Provided by Experienced Nurses to Oldest-old Patients with Femoral Head Fractures
  • ジュクレン カンゴシ ガ ジッセン スル ダイタイコツ ケイブ コッセツ オ ハッショウ シタ チョウコウレイシャ エ ノ シュウ シュジュツキ ノ カンゴ

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抄録

<p>目的:熟練看護師が実践する大腿骨頚部骨折を発症した超高齢者への周手術期の看護を明らかにする.</p><p>方法:熟練看護師12名に半構成的面接を行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した.</p><p>結果:熟練看護師は超高齢者にとって【安心して入院生活を過ごすための意図的な関わり】【身体機能の低下を防ぐための意図的な関わり】【認知機能の低下を防ぐための意図的な関わり】に基づき,【超高齢者が無事に手術を受けるための術前のケア】と【超高齢者が順調な回復に向うための術後のケア】を行っていた.また早期から【超高齢者の状況に応じた家族や多職種との情報共有】を行い【超高齢者を介護する家族の負担を考慮した退院支援】につなげていた.これらの看護実践の基盤は【超高齢者が無理をしないための配慮】であり,不可欠な支援であった.</p><p>結論:これらの知見に基づく看護の実践は超高齢者のQOLの向上に寄与することが示唆された.</p>

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