粉じん曝露の低減により改善した溶接工肺の1例

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  • 住友 賢哉
    高知県厚生農業協同組合連合会JA高知病院内科
  • 森住 俊
    徳島大学大学院医歯薬学研究部地域呼吸器・総合内科学分野
  • 高橋 清英
    高知県厚生農業協同組合連合会JA高知病院内科
  • 西山 美保
    高知県厚生農業協同組合連合会JA高知病院内科
  • 髙橋 佳伸
    高知県厚生農業協同組合連合会JA高知病院内科
  • 岩村 伸一
    高知県厚生農業協同組合連合会JA高知病院健診センター
  • 前田 健一
    介護老人保健施設高知県厚生農業協同組合連合会JAいなほ
  • 篠原 勉
    徳島大学大学院医歯薬学研究部地域呼吸器・総合内科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Arc-welders' Pneumoconiosis Improved by Reduction of Dust Exposure

説明

<p>溶接工肺はヒュームの吸入により発症するじん肺症の一つであり,粉じん曝露の低減や回避により改善が期待されるじん肺症である.症例は44歳男性.慢性咳嗽を主訴に来院した.職業歴,血清フェリチンの上昇ならびに胸部CT(computed tomography)所見から溶接工肺を疑い気管支鏡検査を実施した.気管支肺胞洗浄液中に鉄染色陽性のマクロファージを認め,溶接工肺と診断した.溶接マスクの徹底により改善を認め粉じん曝露の低減の重要性が示された.</p>

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