素地調整を施したコンクリート床版のきめ深さと床版防水層の膜厚に関する検討

  • 立花 徳啓
    一般財団法人阪神高速先進技術研究所 調査研究部
  • 森 重和
    一般財団法人阪神高速先進技術研究所 調査研究部
  • 角 裕介
    阪神高速道路株式会社 技術部 技術推進室
  • 曽我 恭匡
    阪神高速道路株式会社 技術部 技術推進室

書誌事項

タイトル別名
  • INVESTIGATION OF BASE ADJUSTMENT METHOD FOR CONSTANT FILM THICKNESS OF CONCRETE FLOOR SLAB WATERPROOF LAYER

抄録

<p> 道路橋コンクリート床版の長期耐久性を確保するため,床版防水層を設ける必要があるが,雨水等の水分が床版へ浸透するのを防止する床版防水層の性能は,下地となるコンクリート床版上面のきめ深さに影響を受けると考えられている.阪神高速道路では,床版の不陸等により舗装補修工事の切削時に部分的に過切削となり,床版表面に凹凸が発生しているのが現状である.この凹凸により床版防水層の膜厚が一部薄くなる部分が生じることで十分な防水性能を確保できない可能性がある.本検討では,膜厚を確保する観点で床版上面のきめ深さの基準値を設定するため,舗装切削後に各種素地調整を実施した際の床版上面のきめ深さとそれぞれに対しアスファルト塗膜防水材を塗布した際の膜厚の関係を検討した結果について報告する.</p>

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