生体肝移植術後bacterial translocation関連敗血症に関する検討
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説明
<p>【背景】生体肝移植術後敗血症はbacterial translocation(BT)が関与すると言われるがその詳細は明らかでない。【目的】生体肝移植後BT関連敗血症の頻度および予後、危険因子を検証する。【対象・方法】当院における2008年4月〜2020年11月までの成人間生体肝移植467例において生体肝移植後BT関連敗血症の頻度とグラフト生着率を調べ、その独立危険因子を解析した。【結果】32例(6.9%)に敗血症を認め、BT関連敗血症の頻度は43.8%と最多であった。生体肝移植後BT関連敗血症を予測するものに関して単変量解析を行い、有意差のあったMELDスコア25点以上、術前入院加療歴、術前腎機能障害、移植後15時間未満に経腸栄養が開始されなかった、過小グラフト症候群の5因子で多変量解析を行ったところ、術前腎機能障害(HR:5.38、95%CT:1.27-22.77、p=0.02)と移植後15時間未満に経腸栄養が開始されなかった(HR:5.36、95%CT:1.33-21.54、p=0.02)、過小グラフト症候群(HR:12.6、95%CT:3.15-50.34、p=0.0003)が独立危険因子であった。【まとめ】生体肝移植後BT関連敗血症の頻度は高く、予後不良で、術前腎機能障害と移植後早期経腸栄養の未実施、過小グラフト症候群は肝移植後BT関連敗血症を予測し得る。</p>
収録刊行物
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- 移植
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移植 57 (Supplement), s385_3-s385_3, 2022
一般社団法人 日本移植学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390013728848586880
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- ISSN
- 21880034
- 05787947
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可