連続体交通流理論に基づく国内複数のサグ・トンネルにおける交通容量低下の実証分析

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書誌事項

タイトル別名
  • Empirical Analysis of Capacity Drop Phenomenon at Multiple Sag and Tunnel Bottlenecks on Expressway in Japan

抄録

<p>本研究は,近年提案された連続体交通流理論に基づき,国内複数のサグ・トンネルにおける交通容量低下 (CD: Capacity Drop) 現象の分析を行ったものである.具体的には,高速道路会社が 2019 年の 1 年間で集計した渋滞イベントデータを参考に,渋滞区間(および渋滞イベント)を選定し,ETC2.0 プローブデータおよび車両感知器データを用いてモデルのキャリブレーションを行った上で,安全車間時間,ボトルネック下流端における加速度パラメータ等を推定する.そして,理論の汎用性を確認するとともに,推定されたパラメータの傾向を分析し,ボトルネック区間がサグのどこで顕在化するかはまちまちであること,安全車間時間の大小が概ね渋滞発生後捌け交通量 (QDF: Queue Discharge Flow rate) の絶対レベルを決めていること,を示す.</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 9 (2), A_280-A_287, 2023-02-01

    一般社団法人 交通工学研究会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390013739897102976
  • DOI
    10.14954/jste.9.2_a_280
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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