道路橋の維持管理の実態と予防保全へ向けた技術開発

DOI
  • 石田 雅博
    国立研究開発法人土木研究所 構造物メンテナンス研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Practices of highway bridge maintenance and research and development for preventive maintenance

抄録

<p>道路橋やトンネルの定期点検(5年に1回)が義務化された.橋梁における1巡目の結果は,判定区分III(早期措置段階)が9%,IV(緊急措置段階)が0.1%だった.しかし,修繕等の措置はあまり進んでいない.国交省の予算概算要求資料の試算によると,III・IV判定橋梁を全部直すためには約20年かかる見込みだ.そのため,今後はIIIの措置を進めるとともに予防保全を重点的に行う必要がある.土木研究所では,AIを活用した診断技術の開発を行っている.点検データをタブレットに入力し,損傷の進行程度や損傷及び原因などを診断し,措置の方針を示すシステムである.また,「床版の土砂化」「コンクリート橋の塩害」「橋梁の基礎の河床の洗掘」などを早期に発見し,早期に措置するための技術開発にも取り組んでいる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390013795251520512
  • DOI
    10.11532/jsceiii.4.l2_4
  • ISSN
    24359262
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ