加工食品中のフランおよびアルキルフラン類縁体の同時分析法の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development for the Simultaneous Analytical Method of Furan and Alkyl Furans in Processed Foods
  • カコウ ショクヒン チュウ ノ フラン オヨビ アルキルフラン ルイエンタイ ノ ドウジ ブンセキホウ ノ カイハツ

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抄録

<p>ヘッドスペース-GC/MS法による食品中のフランおよびアルキルフラン類縁体(2-メチルフラン,3-メチルフランおよび2,5-ジメチルフラン)の同時分析法を開発した.コーヒー,りんごジュース,しょうゆ,調製粉乳およびベビーフードを対象とした単一試験室での妥当性確認の結果,平均添加回収率は92~116%,中間精度も0.9~12.9%と良好な結果が得られた.さらに,低濃度添加区の標準偏差から算出した定量下限は,コーヒーで0.5~1.2 μg/kg,しょうゆで3.5~4.1 μg/kg,その他の食品(りんごジュース,調製粉乳およびベビーフード)で0.4~1.3 μg/kgと,本法は低レベルの含有を確認できる高感度分析法であり,食品安全上のリスク管理の実態調査に必要とされる性能を有することが示された.</p>

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 64 (1), 29-33, 2023-02-25

    公益社団法人 日本食品衛生学会

参考文献 (13)*注記

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