TRIAM-1Mにおけるオーム加熱プラズマの閉じ込め特性

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タイトル別名
  • Energy Confinement Studies of Ohmically Heated Plasmas in TRIAM-1M
  • TRIAM-1M ニ オケル オーム カネツ プラズマ ノ トジコメ トクセイ

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超伝導強磁場トカマクTRIAM-1Mのオーム加熱電源増力後の初期実験において, オーム加熱プラズマの電子温度分布, イオン温度分布及び線平均電子密度の計測を行った. 実験結果を解析することによって, 温度分布から得られる蓄積エネルギーとエネルギー閉じ込め時間の線平均電子密度に対する依存性が明らかになった. 特にエネルギー閉じ込め時間は, 線平均電子密度が6.5×10^19m^<-3>のとき線平均電子密度の増加に伴い比例増加しており, 他のトカマクと同様にエネルギー閉じ込め時間はNeo-Alcator比例則に従うことが分かった. またイオンの熱輸送方程式を解くことによって, イオンの熱拡散係数x^<EXP>_iの径方向分布を計算し, 新古典論から得られるイオンの熱拡散係数x^<NC>_iと比較した. その結果プラズマ電流200kA<I_P<300kA, トロイダル磁場5Tのとき, r~6.0cmでのx^<EXP>_i/x^<NC>_iは2.7~5.0となり, TRIAM-1Mは他の中型トカマクと同等のイオン閉じ込め特性を持つことが分かった.

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