データ同化を用いたコンクリート内部の比誘電率分布推定に関する基礎的検討

  • 山本 佳士
    法政大学 デザイン工学部都市環境デザイン工学科
  • 久保 洸太
    法政大学 デザイン工学部都市環境デザイン工学科
  • 藤森 竣平
    法政大学 デザイン工学部都市環境デザイン工学科
  • 園田 潤
    仙台高等専門学校 知能エレクトロニクス工学科

書誌事項

タイトル別名
  • A FUNDAMENTAL STUDY ON ESTIMATION OF RELATIVE PERMITTIVITY DISTRIBUTION IN CONCRETE USING DATA ASSIMILATION

抄録

<p>コンクリート内部の非均質な比誘電率分布を推定する手法として,有限時間領域差分法(FDTD 法)にデータ同化手法の一つであるアンサンブルカルマンフィルタを適用した手法を提案した.既往の研究において,電磁波伝播問題を対象とした FDTD シミュレーションに対してデータ同化を適用した例はないため,本研究では単純なモデルを用いた数値実験により提案手法の適用性の検討を行った.具体的には,モルタルおよび骨材相からなる簡単なコンクリートモデルに対してレーダ試験を模擬したシミュレーションを行い,骨材数や観測点数等を変化させながら模擬観測データを用いてデータ同化実験を行った.検討の結果,観測点は 1 つでも,レーダの移動までを対象とすることで,内部の複数の骨材の比誘電率を良好に推定できることが分かった.</p>

収録刊行物

参考文献 (5)*注記

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