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- 松下 重雄
- 長野大学
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on Urban Regeneration through the Agglomeration of Social Enterprises
- A Case Study of the Digbeth District of Birmingham, UK
- 英国バーミンガム・ディグベス地区を事例に
抄録
<p>都市が縮退する過程において、今後どのような新しい都市機能が求められるかを検討した。具体的な対象は、社会的企業地区として認定されている英国バーミンガムのディグベス地区である。社会的企業集積によるまちづくりの意義としては、次のとおりである。1)都市の空き資源の再生利用、2)荒廃した都市環境の改善、3)まちなかの集う空間・つながる空間の形成、4)社会的包摂環境の実現、5)多様な重層的なコミュニティの形成、6)社会的課題の共有、7) ソーシャル・イノベーション・クラスターの形成、8) ソーシャル・ビジネスの拡大をとおした社会的経済循環、9) 新しい地域産業の基盤形成への相乗効果。そこに見られる新しい都市像を、環境・社会・経済の側面から整理すると、「空き資源を再生させながら新しい機能を埋め込む街」、「人びとが支え合い多様な生き方を実現する街」、「新しい価値観を創出し共有する街」として提示できる。</p>
収録刊行物
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- 都市計画報告集
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都市計画報告集 21 (4), 508-515, 2023-03-10
公益社団法人 日本都市計画学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390013894761327104
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- ISSN
- 24364460
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可