急性感音難聴の診療において遭遇しうるMRI所見について

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タイトル別名
  • Magnetic resonance imaging findings in patients with acute sensorineural hearing loss

抄録

<p>多くの急性感音難聴において,その病態は不明あるいは不確定である.近年,主にMRIの画像診断技術の進歩により多くの急性感音難聴疾患において特徴的な画像所見が可視化されるようになったが,難聴の病態と画像所見の関連については未解明な点が多い.本稿では,最近当科で得られた興味深い急性感音難聴症例のMRI所見の中から,1)脳表ヘモジデリン沈着症で見られるT2*強調画像または脳槽撮影における脳表および内耳神経周囲の低信号,2)突発性難聴で見られる内耳道内の血管ループ,3)各種の急性感音難聴で見られる内リンパ水腫像,4)聴神経腫瘍および迷路内神経鞘腫で見られる遅延造影3D FLAIRにおける内耳の著明な高信号についてまとめて報告する.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390013950050938496
  • DOI
    10.11289/otoljpn.32.275
  • ISSN
    18841457
    09172025
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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