肝膿瘍を繰り返した爪楊枝によるS状結腸穿通の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- RECURRENT LIVER ABSCESS CAUSED BY TOOTHPICK PENETRATION OF THE SIGMOID COLON
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説明
<p>78歳女性.発熱を主訴に来院した.発熱の原因は肝膿瘍であり,抗生剤治療で速やかに改善したが,原因の検索は不十分であった.その6カ月後に発熱で再度来院,CT検査で肝膿瘍の再燃を認め,抗生剤と膿瘍ドレナージを施行した.肝膿瘍の再燃をきたした要因として,6カ月前より認めるS状結腸内の異物が原因である可能性を考えた.CSを施行,S状結腸内に刺入した異物を認め,除去したところ爪楊枝であった.異物除去後は腹部所見に注視して慎重に食事を開始し,異物除去後1カ月で軽快退院となった.退院後6カ月で肝膿瘍の再燃を認めていない.肝膿瘍の原因として腸管内異物も鑑別に挙げ,異物除去を積極的に行うことが肝要である.異物除去は外科的処置が必要になることもあるが,本症例は内視鏡的に摘出可能であった.</p>
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (3), 257-262, 2023
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014016715319936
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可