経営者の自信過剰,企業の配当と投資についての実証研究
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- 寧 東来
- 一橋大学大学院 経営管理研究科 博士後期課程
抄録
<p>本稿では,経営者の自信過剰という経営者の認知バイアスが配当と投資の意思決定にどのような影響を与えているのかを分析している.2001年から2019年の間に日本の東証上場企業を分析対象とし,経営者の自信過剰を計測するために,売上高に対する経営者予想をベースに独自の尺度を作成した.分析結果として,自信過剰な経営者は配当水準を低くする傾向があることが分かった.また,投資機会が多いほど,配当の抑制効果が大きいことも分かった.これより,自信過剰な経営者が投資の拡大を意図して,配当を抑制するメカニズムが示唆される.さらに,自信過剰な経営者は全体的には過大投資する傾向があるものの,興味深いことに,設備投資よりは,むしろ研究開発やM&Aなどリスクの高いプロジェクトに投資する意欲が高いことが分かった.</p>
収録刊行物
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- 行動経済学
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行動経済学 15 (Special_issue), S30-S32, 2022
行動経済学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014016715356416
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- ISSN
- 21853568
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可