脳塞栓症を契機に Carney 複合と診断された 1 例

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タイトル別名
  • A Case of Carney Complex Diagnosed with Preceding Cerebral Embolisms
  • ノウ ソクセンショウ オ ケイキ ニ Carney フクゴウ ト シンダン サレタ 1レイ

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説明

<p>14 歳,女性。左片麻痺を生じ,右中大動脈梗塞の診断にて当院脳神経外科に入院した。入院後も麻痺の進行があり,心臓エコー検査等にて心臓粘液腫が認められた。下口唇に点状皮膚色素沈着がみられ,心臓粘液腫との合併により Carney 複合と診断された。Carney 複合とは,皮膚や心臓の粘液腫,皮膚色素斑,数々の内分泌機能亢進症状を呈する稀な疾患である。Carney 複合の死因の 50%以上は心臓粘液腫関連による死亡であるため,点状色素沈着等の皮膚症状から本疾患を疑い,致命的な合併症の早期発見のため,精査をする必要がある。</p>

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 85 (1), 38-40, 2023-02-01

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (1)*注記

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