『国際中国語教育中国語レベル等級基準』を読み解く

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  • Interpretation of “Chinese Proficiency Granding Standards for International Chinese Language Education"

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国際中国語教育の70年余りの歴史において、中国教育部と国家語言文字工作委員会が2021年3月に初めて外国の中国語学習者向けに、中国語の技能とレベルを全面的に記述し、評価する中国語教育のガイドライン『国際中国教育中国語レベル等級基準』を公表した。 これは中国政府が設定した外国人に対する中国語教育の基準であり、これからこの基準に沿って世界中で中国語教育を行うようになる。またこの基準に対応するようにして中国語レベル試験であるHSK 改訂が進められる。 日本でも今後、これに従う学習カリキュラムが取り入れられていくと見込まれる。中国語学習、教育、教材作成、試験などにおいて、中国語教育に携わる人にとって必須の資料となる。 本稿ではこの新しい基準が制定された時代背景や歴史を探り、主な内容と特徴を紹介するとともに、基準設定の意義や応用における問題点及び今後の課題と取り組みについて、詳細に論じたい。

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