「つまり」による換言が促す理解の範囲について

書誌事項

タイトル別名
  • The Scope of Infl uence that Promotes Understanding by Paraphrasing Tsumari

説明

Nippon Institute of Technology

会議名: 言語資源ワークショップ2022, 開催地: オンライン, 会期: 2022年8月30日-31日, 主催: 国立国語研究所 言語資源開発センター

日本語記述文法研究会(2009)『現代日本語文法7』によると、「つまり」は先行部を具体的に説明したり要点をまとめたりするものである。文脈を考慮に入れ、「つまり」による換言の様相を『現代日本語書き言葉均衡コーパス』で見ると、後続部は必ずしも先行部を分かりやすく言い換えるとは限らないが、先行部に情報を追加し、先行部だけでなく、まとまりのある文章として理解を深める場合があることを指摘する。先行部の理解を促す換言と、文章の理解を促す換言、これらの換言は、石黒圭(2001)「換言を表す接続語について――『すなわち』『つまり』『要するに』を中心に――」『日本語教育110号』で指摘される換言の二つの目的に沿うものであることも確認する。

source:https://clrd.ninjal.ac.jp/lrw2022.html

identifier:日本工業大学

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