近現代語における「もちろん」の用法

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タイトル別名
  • Usage of mochiron in modern and contemporary Japanese

抄録

Toyo University

Toyo University

会議名: 言語資源ワークショップ2022, 開催地: オンライン, 会期: 2022年8月30日-31日, 主催: 国立国語研究所 言語資源開発センター

本研究では、各種コーパスを利用し、近現代語における「もちろん」の用法を調査した結果を報告する。調査の結果、次の3点が明らかになった。(i)19世紀末から20世紀初頭にかけて、中世以来中心的であった名詞述語用法の割合が減少し、副詞としての用法(副詞用法、譲歩用法、応答用法)が増加した。(ii)現代の会話では「もちろん」単独の形式や畳語の形式による感動詞的な応答用法が観察される。(iii)近現代には「〜はもちろん(のこと)…も/まで(も)」という尺度含意用法や、「もちろん…〈逆接表現〉…」といった譲歩用法などが定型化した。

source:https://clrd.ninjal.ac.jp/lrw2022.html

identifier:東洋大学

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