アンダーパス冠水による避難経路への影響評価

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF THE IMAPCT OF FLOODED UNDERPASSES ON EVACUATION ROUTES IN OSAKA PREFECTURE

抄録

<p> 日本では近年,甚大な風水害が頻発しており,住家被害だけでなく自動車での移動中に濁流に巻き込まれる被害が増えている.都心部に多いアンダーパスは,前後の区間と比べ高さが低いため冠水しやすい形状である.本研究は,道路網及び避難場所データを用いて,平時とアンダーパス冠水時における避難経路を解析し,最寄り避難場所までの距離や目的地の変更への影響を評価した.大阪府を対象とした解析の結果,都市部では避難場所が密度高く存在しているため避難距離は短い傾向があるが,都市部の中でもアンダーパス冠水により,平時の8倍以上の距離を迂回しなければならない地域があることが明らかになった.また,平時と冠水時とで最寄りの避難場所が異なる地域もあり,事前の防災対策としてアンダーパス冠水を想定した複数の避難経路を検討することが重要である.</p>

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