鉄道路線を対象とした地震時点検用センサーの効果的な配置法の提案

  • 名波 健吾
    (公財)鉄道総合技術研究所 鉄道地震工学研究センター
  • 和田 一範
    (公財)鉄道総合技術研究所 鉄道地震工学研究センター
  • 豊岡 亮洋
    (公財)鉄道総合技術研究所 鉄道地震工学研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • PROPOSAL OF EFFECTIVE INSTALLATION FOR EARTHQUAKE INSPECTION SENSORS FOR RAILWAY LINES

抄録

<p> 近年,2018年大阪府北部地震をはじめとして,鉄道構造物本体にはほぼ損傷が見られないものの,点検のために長時間鉄道運行が停止する事例が発生している.ここで,近年発展が著しいセンシング技術を活用することにより,点検を省力化して早期復旧を図ることが考えられる.ただし,鉄道における点検箇所は多岐にわたり,すべての対象箇所にセンサーを取り付けることは費用および労力の観点から容易ではない.そこで,本稿では点検時間や移動時間を踏まえた鉄道路線におけるセンサーの効率的な配置方法を提案した.提案法を用いることにより,総当たり計算を実施する場合と比較して計算量を大幅に低減させつつも,点検時間,点検コストを効果的に低減させるための配置が選定できることを検証した.</p>

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参考文献 (3)*注記

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