書誌事項
- タイトル別名
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- Japanese Spirituality in Fairy Tales
- ニホン ムカシバナシ ニ ミル セイシンセイ
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説明
幸福な結末で終わる日本の昔話『たにし長者』と『手なし娘』を取り上げ,グリムメルヘンと比較しながら,その昔話の底に流れる日本人のこころのあり方,精神性を考察する.まず,『たにし長者』では,同じタイプのグリムメルヘンの『ハリネズミのハンス坊や』と比較した.グリムの物語は,呪いの言葉から生れた主人公の呪いをいかに解くかが中心のテーマであり,それは主人公の救済の物語である.それに対して,日本の物語の主人公は祈りから生れた.神への祈りと信仰が中心のテーマであり,信仰による神からの祝福の物語である.そこから,この信仰を支える心のあり方,精神性について考察した.つぎに『手なし娘』では,同名のグリムメルヘンを取り上げ,信仰のありかたの違いについて考察した.グリムのそれは神に対する信仰が強調され,その信仰の証として奇蹟が述べられるのに対し,日本のそれでは,人の心情の交流を中心に物語が展開し,その延長線上で生じた無心の行為に対して奇蹟が語られる.そこから,こころのあり方としての宗教性について考察した.
収録刊行物
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- 仁愛大学研究紀要
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仁愛大学研究紀要 (6), 1-11, 2007-12-30
仁愛大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014115883919488
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- NII論文ID
- 110006966820
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- NII書誌ID
- AA11819443
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- NDL書誌ID
- 9502055
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- ISSN
- 13477765
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可