自殺予防ゲートキーパーとして最小限求められる知識やスキルの検討とその評価尺度「自殺予防ゲートキーパー知識・スキル評価尺度(Suicide Prevention Gatekeeper Knowledge and Skills Assessment Scale (GKS))」の開発

  • 小髙 真美
    武蔵野大学人間科学部社会福祉学科
  • 高井 美智子
    埼玉医科大学医学部臨床中毒学講座
  • 立森 久照
    国立精神・神経医療研究センタートランスレーショナル・メディカルセンター
  • 太刀川 弘和
    筑波大学医学医療系臨床医学域 災害・地域精神医学 茨城県災害・地域精神医学研究センター
  • 眞﨑 直子
    聖マリア学院大学看護学部
  • 髙橋 あすみ
    北星学園大学文学部
  • 竹島 正
    川崎市総合リハビリテーション推進センター

書誌事項

タイトル別名
  • Development of an assessment scale for minimum knowledge and skills required for suicide prevention gatekeepers: “Suicide Prevention Gatekeeper Knowledge and Skills Assessment Scale (GKS)”
  • ジサツ ヨボウ ゲートキーパー ト シテ サイショウゲン モトメラレル チシキ ヤ スキル ノ ケントウ ト ソノ ヒョウカ シャクド 「 ジサツ ヨボウ ゲートキーパー チシキ ・ スキル ヒョウカ シャクド(Suicide Prevention Gatekeeper Knowledge and Skills Assessment Scale (GKS))」 ノ カイハツ

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説明

<p>【目的】自殺予防のためのゲートキーパー(GK)に最小限必要な知識とスキルを評価する簡便な指標を開発することとした。【方法】内閣府の『ゲートキーパー養成研修用テキスト』からデルファイ法を用いて抽出した、GKに求められる知識とスキルの習得度を評価する尺度を作成した。次にGK研修受講者に研修前後と一週間後に質問紙調査を実施した。質問紙は本研究で開発した尺度(GK知識・GKスキル)、『日本版自殺の知識尺度』『自殺予防におけるゲートキーパー自己効力感尺度(GKSES)』等で構成した。【結果】研修受講者109名から回答を得た。GKスキル得点とGKSES得点に有意な中程度の正の相関が認められた。研修後は研修前よりもGK知識・スキル得点の平均値が有意に高かった。GK知識・GKスキルの各合計得点と研修1週間後の各合計得点には有意な強い正の級内相関が認められた。【考察】本研究で開発した尺度の信頼性と妥当性が確認され、『自殺予防ゲートキーパー知識・スキル評価尺度(GKS)』と命名した。</p>

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