書誌事項
- タイトル別名
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- A case of wisdom tooth displaced into oral floor and removed using an endoscope
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説明
<p>抜歯時の偶発症の1つとして,歯根迷入がある.今回われわれは下顎智歯が口底に迷入し,後日全身麻酔下に内視鏡を用いて摘出した症例を経験したので報告する.患者は32 歳の男性,両側下顎智歯抜去依頼で当科を紹介受診した.術前の歯科用コーンビームCT で左側下顎智歯舌側の皮質骨欠損を認めていた.左側下顎智歯抜去時に歯を分割し,注意深く抜歯操作を進めたが,歯根の一部が口底に迷入した.歯科用コーンビームCT では,迷入歯根は下顎骨舌側に位置していた.迷入歯を直視することは困難であると予想されたため,後日全身麻酔下に口腔内より内視鏡を用いて摘出した.術後は手術による舌神経損傷などの有害事象なく良好に経過した.</p>
収録刊行物
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- 岩手医科大学歯学雑誌
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岩手医科大学歯学雑誌 47 (2), 100-105, 2023-02-28
岩手医科大学歯学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014183322971008
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- ISSN
- 24241822
- 03851311
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可