車両感知器データを用いた首都高速道路の交通流の経年比較に関する研究

DOI
  • 池谷 風馬
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション学府
  • 田中 伸治
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院
  • 中村 文彦
    東京大学大学院 新領域創成科学研究科
  • 有吉 亮
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Comparison of Traffic Flow on Tokyo Metropolitan Expressway Over Time Using Traffic Detector Data

抄録

<p>近年、複数の研究から高速道路における交通流の経年変化が指摘されており、その原因究明が急務の課題となっている。これを踏まえ、本研究では、首都高速道路の複数の地点において、3 時点間の比較を行い、交通流の経年変化を明らかにし、その要因を考察することを目的とする。マクロ的な観点から QV 図および 99%タイル値交通量・速度の比較分析を行い、ミクロ的な視点から渋滞発生前後における速度、交通量、車群内の車頭時間の比較分析を行った。その結果、全体として、QV 図は縮小傾向、99%タイル値交通量や渋滞発生前後の交通量は減少傾向にある一方で、渋滞発生前後の車群発生率は増加傾向にあった。統計分析から、渋滞発生前後の交通量の変化は、平均車頭時間や大型車混入率、車群構成台数、車群発生率などの変化に影響を受けることが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 9 (4), A_103-A_113, 2023-04-01

    一般社団法人 交通工学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014183324262656
  • DOI
    10.14954/jste.9.4_a_103
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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