熊本県南部で発生した深層崩壊・土石流

DOI

抄録

九州南部で人命を奪ったのは,熊本県の芦北町と津奈木町で発生した土砂崩れのみであった。熊本県芦北町と津奈木町の山間部で斜面崩壊が相次いで発生し,甚大な被害が出ている。県や地方支庁によると,芦北町の住宅が土砂に飲み込まれ,80代の女性が死亡,2人が心肺停止,4人が行方不明,1人が重体となっている。土砂崩れによる道路の破損や通行止めなどで,熊本県が発表した砂防災害は計3640件となった。本稿では,深層崩壊・土石流,および切土のり面と盛土のり面が連鎖的に崩壊した複合災害についても報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014183334003712
  • DOI
    10.11512/jgsdr.1.1_13
  • ISSN
    27580490
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ