左室駆出率の保持された心不全(Heart Failure with Preserved Ejection Fraction; HFpEF)の本質と心不全パンデミック
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- 木原 康樹
- 神戸市立医療センター中央市民病院病院長 広島大学名誉教授(循環器内科学)
書誌事項
- タイトル別名
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- Reconsidering the pathophysiology of heart failure with preserved ejection fraction and diastolic dysfunction
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説明
高血圧症あるいは代謝障害を患う高齢者が罹患する亜型の心不全HFpEF(左室駆出率の保持された心不全)が注目されている。HFpEFは心室の構造変化がもたらす拡張障害がその基本病態と考えられてきたが、複雑な末梢臓器との連関が関与しているとの報告が集まりつつある。本稿ではそれらを概括し、定説にとらわれない発想を喚起したい。末梢臓器との連関を考慮すればHFpEFに対する治療方法も開発が展開すると思われる。
収録刊行物
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- 神戸市立病院紀要
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神戸市立病院紀要 61 (0), 1-11, 2023
地方独立行政法人 神戸市民病院機構
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014183334789632
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- ISSN
- 24347590
- 0286455X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可