栄養士校外実習に向けた効果的な事前学習の検討

Bibliographic Information

Other Title
  • エイヨウシコウ ガイ ジッシュウ ニ ムケタ コウカテキ ナ ジゼン ガクシュウ ノ ケントウ

Search this article

Abstract

type:text

近年、給食業務の外部委託化や食育基本法の施行により、栄養士を目指す学生の就職先にも大きな変化が見られ、就職先を意識した校外実習施設の選定が課題となっていた。今回、校外実習科目の変更を行い、医療施設(病院)だけでなく、高齢者施設、保育所、学校、事業所等の様々な集団給食施設において給食の運営に関する実習ができるように実習施設の選定を行った。そこで、施設の特性に合わせた効果的な事前学習の内容を検討するために、校外実習の実習状況や事前課題に関する調査、そして実習生の意識調査について校外実習科目の変更前後での比較検討を行った。変更後は保育所等での実習が多くなったため、給食の運営に関する実習内容の実施率や学生の理解度が低くなった項目として「献立展開の方法」や「栄養評価の方法」などがあがり、また事前学習に必要な内容の調査では「食物アレルギーの対応」や「食材の切り方」などがあがった。今後は、実施率や理解度が低かった項目、また事前学習に必要な内容を科目ごとに整理し、事前説明会及び学習会、実習先の事前課題、個々のレベルに合わせた自主的な事前課題、各科目の講義・実習などに取り入れていき、実習先の特性に合わせた事前学習の充実を図っていきたい。

Journal

Report a problem

Back to top