大学院看護学研究科基盤科目応用形態機能学の取り組みと展望

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タイトル別名
  • Prospects of Applied Human Anatomy and Physiology at St. Luke’s International University Graduate School of Nursing
  • ダイガクイン カンゴガク ケンキュウカ キバン カモク オウヨウ ケイタイ キノウガク ノ トリクミ ト テンボウ

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抄録

本短報は,基盤科目「応用形態機能学」を履修した大学院生の授業評価内容を2013年度から2021年度まで経年比較分析し,分析結果から本科目の授業目的や目標,授業方法の妥当性を考察し,課題と今後の展望を明示した。科目の満足度を量的データとして統計学的手法を用いて分析した結果,経年的に変化はなく高い傾向にあった.自由記載の内容を質的分析した結果,授業目的や目標の内容が高頻度に出現しており,授業方法についても満足度の高い意見が多く認められた。これまでの応用形態機能学の授業は,本学の形態機能学の特徴である日常生活行動から捉えた人体の構造と機能を学修することが出来,加えて臨床で経験した看護事例のからだや病態を改めて深く学び直す機会が得られることで,対象の身体的アセスメント力の向上に貢献できたと考える。今後も評価が高い解剖実習を継続するとともに大学院教育として高度な看護実践に繋がる人体の構造と機能の教授をさらに探求する必要がある。

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