積雪寒冷地における表面被覆工法が施工されたコンクリート開水路側壁の内部温度の推定

DOI
  • 長島 繁男
    国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所
  • 石神 暁郎
    国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所
  • 大久保 天
    国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of Temperature of the Sidewalls of a Surface-Coated Concrete Open Channel in a Cold, Snowy Region

抄録

<p>積雪寒冷地におけるコンクリート開水路の劣化予測を行う上で,凍害発生の要因であるコンクリート開水路の内部温度を把握することは重要である.本研究では,凍害補修に用いられる表面被覆材の熱的性質を把握し,積雪寒冷地における表面被覆工法が施工されたコンクリート開水路側壁の内部温度を一次元非定常熱伝導解析により推定するとともに,北海道内の供用中の水路に設置した供試体から実測した温度と推定式から得られた結果との比較を行い推定式の適用性を検証した.その結果,12 月から3 月の冬期における表面被覆工法が施工されたコンクリート開水路側壁の内部温度は,コンクリート開水路側壁の表面を熱伝達境界とした一次元非定常熱伝導解析により推定できる可能性が示され,表面から深さ50 mmまでの範囲ではおおよそ±1.5℃以内の精度で推定できることがわかった.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014265842538624
  • DOI
    10.11408/jsidre.91.i_77
  • ISSN
    18847242
    18822789
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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