脳室腹腔短絡術による腹腔内髄液仮性のう胞を繰り返した1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A case of repeated abdominal cerebrospinal fluid pseudocyst associated with ventricloperitoneal shunt
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抄録
<p>今回我々は,超低出生体重児で出生し脳室内出血と壊死性腸炎を合併した児が,脳室腹腔短絡術後に腹腔内髄液仮性のう胞によるシャント不全を繰り返した1例を経験した.腹腔内髄液仮性のう胞の再発例では脳室心房短絡術が有用とされているが,病態の改善後は脳室腹腔短絡術への再変換が期待できるため,積極的に脳室心房短絡術による再建を考慮すべきであると考えられた.また,新生児医療の進歩に伴い,壊死性腸炎を合併した脳室内出血後水頭症など,より複雑で重篤な病態を有する児を治療する機会も増えていくのではないかと考えられた.</p>
収録刊行物
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- 小児の脳神経
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小児の脳神経 48 (1), 45-51, 2023
一般社団法人 日本小児神経外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014265842541440
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- ISSN
- 2435824X
- 03878023
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可