避難所疑似体験演習の効果と課題ー参加者へのアンケート調査よりー

書誌事項

タイトル別名
  • Effect and future task of “the practice for the simulated shelter experience”
  • 【研究報告】避難所疑似体験演習の効果と課題
  • ヒナンジョ ギジ タイケン エンシュウ ノ コウカ ト カダイ サンカシャ エ ノ アンケート チョウサ ヨリ

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抄録

必修科目「災害看護学」の一環として,震度6弱の地震が発生し,体育館に避難所が開設されたことを想定した一泊二日の「避難所疑似体験演習」(以下,本演習)を実施した。そして,本演習の効果と今後の課題を明らかにするために,演習参加者の大学4年生40名に無記名式質問紙調査を実施した(有効回収率100%)。 その結果,本演習の理解度について「理解できた」の合計がすべての項目で75%以上あり,また,本演習が「有意義であった」の合計も60%以上あった。そして,災害看護への「興味が深まった」の合計が約90%あり,将来の災害看護活動へ「参加したい」の合計が80%以上あった。従って,演習参加者にとっては,本演習は効果的なものであったと考えた。一方で本演習における避難所のリアリ ティー不足が課題であった。 以上から,本演習のための避難所のリアリティーの追求について検討が必要である。

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