看護学生の課題となるコミュニケーションスキルの検討

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書誌事項

タイトル別名
  • An Examination of Communication Skills as a Challenge for Nursing Students:
  • Focusing on listening and speaking skills
  • −聴き方スキル・話し方スキルに着目して−

抄録

本研究では,看護学生の目標と現在のコミュニケーションスキルの差を確認し,課題となるコ ミュニケーションスキルを検討した。看護学部の大学生と看護専門学校生の計220名を対象に目標と現在の聴き方スキル・話し方スキルを問う質問票調査を実施した。その結果,話し手の話を促進したり確認したりする聴き方は,現在よりも目標の得点の高さに有意傾向が確認された。話し手が話し易くなるような雰囲気や動作を伴った聴き方は差が確認されなかった。また,話の内容にマッチした表情やジェスチャーを使った話し方と簡潔でテンポの良い話し方は,現在よりも目標が有意に高く,聴き手との関係や聴き手の聴き易さに配慮した話し方と自分の経験や身近な例をあげて話しかける話し方は差が確認されなかった。以上から,看護学生の課題となり得るのは,非言語的なコミュニケーションと簡潔に表現するスキルであることが示唆された。

収録刊行物

  • 人間と環境

    人間と環境 18 (0), 21-28, 2023-03-31

    河原学園 人間環境大学

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014327071302016
  • DOI
    10.24648/uheok.18.0_21
  • ISSN
    24336408
    21858365
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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