Discourse of the Catholic Church in the Philippines on the National Elections since 2009: An Analysis of CBCP Pastoral Statements
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研究ノート
本研究ノートはフィリピン・カトリック司教協議会(CBCP)による選挙政治に関する,既存研究では取り上げられていない2010 年選挙関連以降の司牧声明の議論の展開を分析している。その際,「1986年の民主化政変の際にCBCPが示した『選挙政治への積極的な関与は信徒主導で行う』という方針が,民主化が軌道に乗ることで2010年選挙の際にはCBCPの司牧声明において選挙政治における情勢や候補者に関する『識別サークル』の導入と信徒主導の『原則を重んじた党派的な政治』への参加という2点の明確化に結実した」とするRivera(2011) の仮説を検証している。その結果,2010年代にこの二概念は継承されたが政教関係が不安定となり,その危機感が聖職者のより積極的な政治参加につながったのではないか,と示唆している。
収録刊行物
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- 言語文化研究
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言語文化研究 49 225-243, 2023-03-31
大阪大学大学院人文学研究科 言語文化学専攻・外国学専攻・日本学専攻応用日本語コース
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014327077805696
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- NII書誌ID
- AN00077727
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- DOI
- 10.18910/90954
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- HANDLE
- 11094/90954
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- NDL書誌ID
- 032877871
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- ISSN
- 03874478
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ