沿岸域の多面的利用管理ルールに関する研究―沖縄県恩納村の取り組みを事例に ―

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タイトル別名
  • Studies on multi use of coastal zone and the management rules ― A case study of Onna Village, Okinawa Prefecture ―

抄録

<p>要旨:本稿では,多面的利用が進む沿岸域における利用管理ルールの一環を構成する利用主体間の利用調整ルールづくりの実態と意義について検討することを課題としている。具体的には沖縄県恩納村を事例として取り上げている。恩納村では海洋リゾート地としての発展を背景に,沿岸海域の多面的な利用が進展し,さまざまなコンフリクトが生まれた。それを解消するために利害関係者より構成される海面利用調整協議会が組織されて,地域振興のルール,事業連携のルール,海の「自由」利用ルールなどの利用調整ルールが作られて,地域内利益循環システムが形成された。それによって,資源の性格変化と利用のグローバル化が進みつつある沿岸域の利用管理関係を,新たな「タイトなローコルコモンズ」として再構築され,それが地域振興に大きく寄与していることが分かった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014327077852416
  • DOI
    10.57296/jaczs.22.2_13
  • ISSN
    24369837
    13496123
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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