認知症高齢者の家族介護者の役割間葛藤-介護者および被介護者の属性と関連-

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タイトル別名
  • Inter-role conflict among employerd family caregivers of people with dementia: Relation with demographics of caregiver and care recipient
  • 認知症高齢者の家族介護者の役割問葛藤 : 介護者および被介護者の属性との関連
  • ニンチショウ コウレイシャ ノ カゾクカイゴシャ ノ ヤクワリ モン カットウ : カイゴシャ オヨビ ヒカイゴシャ ノ ゾクセイ ト ノ カンレン

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説明

本研究の目的は,認知症高齢者を働きながら介護している家族(就労している家族介護者)が経験する役割間葛藤と,介護者および被介護者の属性との関連を明らかにすることである。812名の就労している家族介護者に調査を行った。その結果,介護者の性別,年齢,職種,雇用形態(フルタイム,パートタイム),被介護者との続柄,介護期間,被介護者の性別,年齢,認知症の原疾患,介護保険の利用の有無と要介護度のいずれの変数も,役割間葛藤と有意な関連が見られた。しかしながら,一部を除いて,いずれの効果量も小程度以下であった。この結果から,就労している家族介護者の役割間葛藤は,介護者および被介護者の属性によって異なるものの,その差異は小さいことが考えられる。

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