人とかかわる力を育むために―保育者の役割や援助の在り方について―

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  • ヒト ト カカワル チカラ オ ハグクム タメニ : ホイクシャ ノ ヤクワリ ヤ エンジョ ノ アリカタ ニ ツイテ

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抄録

子どもの育ちの社会的背景として、生活様式の多様化や少子化など社会の急激な変化により、子どもの主体性やコミュニケーション能力に課題を感じている。本稿では、領域「人間関係」のねらいや内容の意味を確認し、“遊びを中心とした保育”について、実践事例から子どもの生活や遊びを観察し、“人とかかわる力”を育む保育における保育者の役割や援助の在り方を検証する。保育者の役割は、子どもの発達や興味・関心に応じ子ども同士のかかわりが生まれる遊びの環境を構成することであり、保育者の専門性と保育の質の向上には、保育者間の安心できる関係の下、子どもを中心としたより豊かな保育を追求する保育者の意識が重要であり、実践の省察と熟考を通して学び続けることが大切であるということを確認した。

収録刊行物

  • 紀要

    紀要 (25), (45)-(60), 2023-03-20

    滋賀文教短期大学

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