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説明
<p>総合せき損センターにおける腰椎椎間板ヘルニアに対するコンドリアーゼ(ヘルニコア®)椎間板内投与の治療効果について検討した.同院でコンドリアーゼ椎間板内投与を行い,投与後3ヶ月間フォローし得た7症例について,腰痛・殿部下肢痛・殿部下肢の痺れを調査した.いずれの項目でもVASは有意に低下し,JOAに関しても疼痛関連障害・社会生活障害の項目で有意な改善を認めた.さらに,投与翌日の症状改善効果についても検討を行った.対象はヘルニコア椎間板内投与後翌日に評価し得た7症例であり,腰痛のVASは統計学的に有意な改善を認め,下肢痛は改善の傾向が見られた.今回の症例からは,疼痛が高度であっても投与後早期から治療効果が得られる症例もあり,適応の症例は一般的に考えられているより広い可能性があることが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 72 (2), 295-298, 2023-03-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390014648121575040
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可