海外音楽講習会参加者のための英語セミナーについての考察

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タイトル別名
  • A Study of the English Seminar for the Participants of the Overseas Music Courses

抄録

本稿は国立音楽大学で海外音楽講習会に参加する学生を対象とする「外国語(英語)セミナー」(以下,英語セミナー)についての小論である。本研究では,まず,海外で指導をしている3名の日本人音楽家にインタビューをし,クラシック音楽を学ぶ学生が海外でレッスンを受ける際に求められる姿勢を探った。結果,自発的な学習姿勢,そして積極的に講師とコミュニケーションを取ろうとする姿勢が何よりも重要であることが明らかになった。次に,英語セミナーに参加する学生の現状とニーズを調べたところ,海外の講習会参加は全員にとって初めての体験であり,多くの学生が英語でのコミュニケーションは好きであるものの,不安を感じていた。このため,英語セミナーでは講習会での講師との会話を想定して,レッスンでの模擬会話を繰り返し行った。調査と英語セミナーの実施に基づき,今後の英語セミナーの授業や教材について考察した。

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