1.診断困難な膠原病? 膠原病は診断困難!

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抄録

<p>膠原病は多彩な原因による多彩な症状を多臓器に生じる症候群であり,診断困難な疾患の代表である.皮膚科医は皮疹を診るという武器を持っているが,絵合わせにのみ頼ってしまうと落とし穴もある.まず膠原病症例に共通して見られ,レイノー現象など血管障害を主な原因とする非特異疹があり,膠原病か否かの選別に役立つ.そのうえで,例えば皮膚筋炎では,成人スチル病や組織球症を含めた血液疾患が鑑別疾患として挙げられる.さらに,一つの症例の中にもいくつもの疾患が混在していることもあり,たとえばシェーグレン症候群の血管障害では,クリオグロブリン血症性血管炎から深部静脈血栓症までが起こりうる.症例を例に挙げて解説する.</p>

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  • CRID
    1390014713505784064
  • DOI
    10.14924/dermatol.133.1465
  • ISSN
    13468146
    0021499X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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