岩手県遠野市における小中学生の自然体験と森林に対する意識

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タイトル別名
  • Elementary and Junior High School Students' Nature Experiences and Forest Consciousness in Tono City, Iwate Prefecture

抄録

<p> 本研究は、豊かな森林・自然に囲まれた小都市において、子どもたちの自然体験の現況と自然や森林に対する意識を把握することを目的としたものである。</p><p> 調査は、岩手県の中央部に位置する遠野市(人口約25,000人、森林率約81%)を調査地に選定し、同市内の小学4年生以上の児童全員および中学校の生徒全員を対象にアンケート調査を実施した。アンケートでは、幼い頃に遊んだ場所(屋外・屋内等)や森林に出かける頻度とその理由、学校や町内会、地元のNPO等が主催する自然体験活動への参加の程度等の現況を把握する質問のほか、「人は自然に守られている」と感じるか否か等、児童・生徒の自然観・森林観を尋ねる質問、「豊かな森や自然に囲まれたまち」等、望ましい未来の遠野市の姿について尋ねる質問等を設定した。アンケート調査は学校ごとに担任教諭の指示により教室内で実施し、その場で回収する方法を採った。その結果、小中学生あわせて1048の有効回答を得た。当日は学校アンケートの分析結果を中心に、とくに自然体験活動への参加の程度によって児童・生徒の森林・自然に対する意識はどのような影響を受けるのかに注目して報告する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390014790998217472
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_108
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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